一時流行していた言葉として「どんだけ」と言うものがあります。
これは元々は、何か甚だしい状況に対して使っていたもので、例えば10杯目のご飯を食べている人に向かって「どれだけ食べるのですか」といいういわゆるツッコミから始まっています。
それでは、この「どれくらい」とはどういう意味でしょうか。
また、「どのくらい」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「どのくらい」と「どれくらい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どのくらい」とは?
「どのくらい」とは、文字通り「どの程度」と言う意味で使われる言葉です。
「どの」と言う表現は必ず目的語を伴って使われ、この場合には「くらい」と言う程度を表す言葉が付いているので。
「どの程度」となります。
「どれくらい」とは?
「どれくらい」とは、文字通り「どの程度」と言う意味で使われる言葉です。
「どれ」と言う表現は元々はいくつかある中の「どれですか」のように使うものなので、選択可能なものに使われることが多い表現です。
「どのくらい」と「どれくらい」の違い
「どのくらい」と「どれくらい」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、「どの程度」と言う意味で使うという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「どれくらい」の対象になっているものは数や量が客観的に数えられるが、「どのくらい」の対象になっているものは数えられない、あるいは他との比較で成り立っているものが多いと言うことでしょう。
ただ、この差は微妙なものなので、事実上はほぼ同じ意味で使われていると思って間違いはないでしょう。
「どのくらい」の例文
・『どのくらい待てば帰ってきますか』
・『どのくらいの愛情を注いだら良いですか』
「どれくらい」の例文
・『どれくらい待てば帰ってきますか』
・『どれくらいのご飯を食べますか』
まとめ
この記事では、「どのくらい」と「どれくらい」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。