この記事では、「経費」と「費用」の違いを分かりやすく説明していきます。
「経費」とは?
「経費」は「けいひ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとを行うのに必要とするお金」という意味です。
2つ目は「国や地方自治体などの活動の為に必要な財政からの支出」という意味です。
3つ目は「企業の売上げに必要とされるお金」という意味です。
「経費」の言葉の使い方
「経費」は名詞として「経費で落とす」「経費がかさむ」「経費節減」などと使われます。
会計用語では、「経営費用」の略称で、「費用に含まれ、企業の売上に直接関係していて、仕入れや人件費など、所得税を計算する時に収入から差し引きできるもの」のことです。
「費用」とは?
「費用」は「ひよう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あることをするのに必要とする金銭」という意味です。
2つ目は「企業を運営する際にかかる全ての金銭」という意味です。
「費用」の言葉の使い方
「費用」は名詞として「費用がかかる」「費用を見積もる」などと使われます。
会計用語では、「会社を運営する際に支出した全ての金銭のこと」であり、会社の負担となるお金で、所得税の控除対象とならないもののことです。
「経費」と「費用」の違い
「経費」は「費用に含まれ、企業の売上に直接関係していて、仕入れや人件費など、所得税を計算する時に控除の対象となるもの」です。
「費用」は「会社を運営する際に支出した全ての金銭のこと」です。
「経費」の例文
「経費」の例文は以下の通りです。
・『経費節減の為に公共交通機関を使う』
・『交際費を経費で落とす』
・『仕入れ原価を経費計上する』
「費用」の例文
「費用」の例文は以下の通りです。
・『今月は飲み会が多くて費用がかさむ』
・『社用車の駐車違反は会社費用とする』
・『プロジェクトの初期費用を見積もる』
まとめ
今回は「経費」と「費用」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。