この記事では、「改版」と「改訂」の違いを分かりやすく説明していきます。
「改版」とは?
「改版」は「かいばん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「印刷物の原版が古くなるなどの理由により、新しく組んで作り直すこと」という意味です。
2つ目は「書物などの内容を訂正して、印刷・発行しなおしたもの」という意味です。
「改版」の言葉の使い方
「改版」は出版用語として「改版する・した」などと使われます、「改」は「あらた(める)」とも読み「古いものをやめて新しいものに変える」という意味、「版」は「板」から転じて「印刷のために文字や絵を彫った板」「印刷して本を出すこと」という意味、「改版」で「印刷のために文字を彫った板がふるくなったので、新しいものに変えること」になります。
「改訂」とは?
「改訂」は「かいてい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「書物の内容を正して新しくすること」という意味です。
2つ目は「法律や決まりなどの一部を、現状に見合ったより適切な形に正すこと」という意味です。
「改訂」の言葉の使い方
「改訂」は名詞として「改訂する・した」「改訂版」などと使われます。
「改」は「古いものをやめて新しいものに変える」という意味、「訂」は「言葉や文字の誤りを正す」という意味、「改訂」で「言葉や文字の誤りを正して新しいものに変えること」になります。
改めること自体を表す言葉で、出版物を表す場合には「改訂版」と言いますが、日常的に「改訂」だけでも「改訂版」を表すことが多くなります。
「改版」と「改訂」の違い
「改版」は「印刷のために文字を彫った板がふるくなったので、新しいものに変えること」です。
「改訂」は「言葉や文字の誤りを正して新しいものに変えること」です。
まとめ
今回は「改版」と「改訂」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。