この記事では、「形態」と「体系」の違いを分かりやすく説明していきます。
「形態」とは?
「形態(けいたい)」とは、物の外に表れた形やありさまのことを言います。
「形態」の「形」は「かたち」、「すがた」、「ありさま」などの意味があります。
また、「態」は「様子」、「ありさま」、「状態」などを表しています。
「体系」とは?
「体系(たいけい)」とは、個々のものに筋道を立てて、秩序を付けた組織の全体のことを言います。
あるいは、一定の考え方で、矛盾なくまとめた理論や思想、組織などの全体のことを意味しています。
「体系」の「体」は、「からだ」、「かたち」、「秩序」などの意味を持っています。
さらに「系」は、「つなぐ」、「すじ」、「つながり」などを指しています。
「形態」と「体系」の違い
「形態」と「体系」の違いを、分かりやすく解説します。
「形態」とは、物の外に表れた形やありさまのことを指しています。
一方、「体系」は個々のものに秩序を付けた組織の全体や、一定の考えで、矛盾なくまとめた理論や思想、組織などの全体のことを言います。
「形態」は物の形を表していますが、「体系」は、物事の秩序をつけたり、矛盾なくまとめた全体のことを表しているので、この点に違いがあります。
「形態」の例文
・『「形態」は「形体」と表すことができます』
・『全体的なまとまりの形態を「ゲシュタルト」と言います』
・『物事は時代とともに、さまざまな形態に変化していきます』
・『これらは利用形態によって分類することができます』
「体系」の例文
・『10月からの新たな料金体系が発表されました』
・『そろそろ教育体系を見直す時期がきたようです』
・『この地域の交通体系を改善する』
・『これは分かりにくい事柄を体系的にまとめてあるのでわかりやすい』
まとめ
「形態」は漢字の意味で見てみると、「形の状態」のような意味合いになります。
また、「体系」は漢字の意味でみると、「秩序の繋がり」と言うような意味合いになります。
それぞれの言葉の意味を知り、適切に使っていきたいものです。
