「係留」と「停泊」の違いとは?分かりやすく解釈

「係留」と「停泊」の違いとは?分かりやすく解釈違い

島国の日本に於いては、至る所に海岸があり、港があります。

海上を航行する船は目的地に着くと港に「停泊」します。

それでは、この「停泊」とはどういう意味でしょうか。

同じような言葉の「係留」とはどう違うのでしょうか。

この記事では、「係留」「停泊」の違いを分かりやすく説明していきます。

「係留」とは?

「係留」とは、船などが港や海岸などに停止して、なんらかの手段で固定された構造物に繋がれていることを表す言葉です。

通常は、係留ロープや係留チェーンを使って港などにある係留リングなどに繋ぎます。

また、会場に設置された「係留ブイ」に繋ぐこともあります。

多くの漁港などでは、登録された船以外は係留禁止になっています。

さらに、特殊な使い方として飼育しているフクロウなどの足を繋いでおくときにも使われます。


「停泊」とは?

「停泊」とは、船などがイカリを降ろして停止している状態を表す言葉です。

通常は港や桟橋などを使用しますが、海上などで停止する場合もあります。

この言葉の中の「泊」は宿泊で使われているように、一定の期間そこに留まることを意味する漢字です。


「係留」と「停泊」の違い

「係留」「停泊」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは主に船などが港に入り時の状況を表した言葉ですが、ポイントとなる部分が違います。

すなわち、「係留」は、船がロープや鎖などを使って陸地に繋ぎ止められている状況を言い、「停泊」は、船が泊地に停まっているという状況を示します。

したがって、「停泊」の場合、イカリは降ろしていますが、繋がれているかどうかは問われません。

まとめ

この記事では、「係留」「停泊」の違いを、解説してきました。

この2つには明確な違いがありますが、実際問題としては「係留」しないで「停泊」することはほとんどなく、「停泊」しない「係留」もあり得ないので、実質的には同じことを言っていると言っても良いかもしれません。

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