「受注高」と「受注残」の違いとは?分かりやすく解釈

「受注高」と「受注残」の違いとは?違い

この記事では、「受注高」「受注残」の違いを分かりやすく説明していきます。

「受注高(じゅちゅうだか)」とは?

「受注高」とは、「顧客から受けた時点での入金予定の金額」を意味する言葉です。

したがって、「受注高」はまだ収益が実現していない金額のことであり、受注から入金まで完了し、収益が実現した金額である「売上高」とは全くの別物なので混同しないように注意しましょう。

「高」には「物事における要点や大略」「基準となる金額と比べると高額であること」などの意味の他、「金額や数量などを合計したもの」「金銭の総額」という意味も含まれています。


「受注高」の使い方

「受注高」は名詞として使われています。


「受注残(じゅちゅうざん)」とは?

「受注残」とは、「受注した案件のうち、顧客への納品が完了していない案件の数」を意味する言葉です。

例として、受注件数が5件のうち、3件納品完了している場合、この時の受注残は2件になります。

ちなみに、「受注残」と似た言葉に「受注残高(じゅちゅうざんだか)」がありますが、こちらは「売上金として計上されていない、受注高から売上高を差し引いた金額」を意味する言葉です。

「受注残」の使い方

「受注残」は名詞として使われています。

「受注高」と「受注残」の違い

「受注高」「顧客から受けた時点での入金予定の金額」のことです。

一方、「受注残」「受注した注文のうち、顧客への納品が完了していない案件の数」のことです。

2語の主な違いは金額か案件の数かという点にあると解釈できます。

「受注高」の例文

・『受注高を基にして、今月の収益の予想を立ててみる』

「受注残」の例文

・『受注残を一旦確認して、これからの作業工程を組み立てる』

まとめ

「受注高」は主に「顧客から入金される予定の金額」「受注残」「受注案件のうち、顧客との取引が完了していない案件数」ということでした。

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