この記事では、「樹脂粘土」と「紙粘土」の違いを分かりやすく説明していきます。
「樹脂粘土」とは?
「樹脂粘土」の原材料は樹脂です。
ベースは酢酸ビニルエマルジョンという樹脂接着剤。
酢酸ビニルエマルジョンは、木工用ボンドにも使用されています。
酢酸ビニルエマルジョンに界面活性剤や水を加えることで粘土状にすることができ、乾燥すると水分が抜け「樹脂粘土」は固まります。
完全に乾くと「樹脂粘土」は固くなるだけでなく、プラスチックのような見映えになります。
固く表面が滑らかで艶々したものとなります。
耐久性が高い点が特徴になる「樹脂粘土」ですが、その耐久性の高さは年度の種類によって少し異なります。
また、耐水性においても日常生活における水分ならば十分に耐えることが可能です。
このような、「樹脂粘土」の特性を活かし、アクセサリー作成などに使用されています。
「紙粘土」とは?
「紙粘土」の原材料は紙と同じ木の繊維です。
木の繊維に水をはじめ炭酸カルシウム、糊剤などを混ぜ作られています。
同じ「紙粘土」でも、種類によっては有機微小中空球体を混ぜた軽い「紙粘土」。
液体に近い「紙粘土」なども販売されています。
乾燥すると硬くて軽くなる「紙粘土」は、真っ白な「紙粘土」も粘土に絵の具を混ぜることで、好みの色の「紙粘土」を作ることができます。
時間が経つと乾き紙っぽい質感になる「紙粘土」。
そのため、どうしても凹凸が目立つ場合があります。
そのようなときは、紙やすりで削ることで、ある程度、凹凸を滑らかにすることが可能です。
原材料が木の繊維となることから、耐久性や強度には強いとは言えず、衝撃にも弱いものとなります。
耐水性においても、原材料自体が水に弱いことから、水に濡れることで形が崩れることは少なくありません。
そのため、少しでも強い「紙粘土」にしたい場合は、完成後にニスなどを塗る必要があります。
「樹脂粘土」と「紙粘土」の違い
「樹脂粘土」の原材料は樹脂。
「紙粘土」の原材料は木の繊維。
この点に大きな違いがあります。
この原材料の違いによって、耐久性や耐水性に優れている者は「樹脂粘土」といった違いが発生します。
まとめ
以上が、「樹脂粘土」と「紙粘土」の違いです。