この記事では、「群像劇」【ぐんぞうげき】と「オムニバス」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「群像劇」とは?意味
中心となる主人公はあえて作らない状態で群像を描く劇を「群像劇」【ぐんぞうげき】といいます。
人によって異なる物語を一つの舞台に集めて劇を作り出すのも個性的ですが、脇役にも目を向けて、それぞれの生き方や考え方を表す作品作りをします。
そのため、集団が何をどのように巻き起こしたのか描くところが魅力的な劇なのです。
この「群像劇」には10人以上もの登場人物が出てくることもあり、人数分のドラマが分かりやすく展開し、最期はすべての物語がうまくまとめて完結します。
「オムニバス」とは?意味
いろいろな作品が1つに集結しているため、幅広い年代が楽しめるものを「オムニバス」といいます。
集められた作品はそれぞれ独立した状態で進むのも特徴的です。
例えば、「オムニバスCD」といえば、さまざまな歌手の曲が1曲ずつ入っているため、幅広い分野が楽しめます。
このように、複数の作者の作品が楽しめるため、何を買えばいいか分からない人が購入したり、1人の作者に拘らず、いろいろなものを楽しみたいと思ったとき満足できるよう作られているのです。
「群像劇」と「オムニバス」の違い
「群像劇」と「オムニバス」の違いを、分かりやすく解説します。
何人もの役者に焦点を当てて、それぞれの人間模様を楽しむ劇を「群像劇」といいます。
登場する人物の数だけ物語があり、あらゆる視点で複数の人物の考え方や生き方が知れるところがあきさせず、学べる劇になるでしょう。
もう一方の「オムニバス」は、様々な年代の人が乗る乗合自動車からいろいろな作品で構成されている作品という意味するとき使われています。
とくに、音楽や文学といった幅広い年代が楽しむ分野でよく使う言葉であり、1つの商品でいろいろなものを楽しめるので、得した気分になると感じるものを指すわけです。
まとめ
複数の人に焦点を当てている劇と、いろいろなものが1つにまとまっているお得な作品を意味する言葉をご紹介しました。
それぞれの意味を理解し、どれがどちらの分野に当てはまるかうまく使い分けてみるといいでしょう。
