「単刀直入」と「歯に衣着せず」の違いとは?分かりやすく解釈

「単刀直入」と「歯に衣着せず」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「単刀直入」「歯に衣着せず」の違いを分かりやすく説明していきます。

「単刀直入」とは?

「単刀直入」「たんとうちょくにゅう」と読みます。

意味は「前置きなしに、いきなり本題に入ることのたとえ」です。

日本では、人と話す時には前置きや雑談などして場をなごませたり、雰囲気を作る習慣がありますが、その様なことはせずに、最初から核心をついて話すことを表します。


「単刀直入」の言葉の解説

「単刀直入」「刀一本で直接入り込むこと」という意味の四字熟語です。

中国も宋時代に記された歴史書「景得伝灯録」の一節に由来しています。

文中に「単刀直入すれば、すなわち凡聖ことごとく真を表す」という一節があり、「まわりくどい言い方をせず、率直に言えば、凡人でも聖人でも本心を表す」という意味です。

ここから「前置きなしに、直接本題に入ることのたとえ」として使われる様になりました。

2. 「歯に衣着せず」とは? 「歯に衣着せず」「はにきぬきせず」と読みます。

意味は「思ったことや感じたことを、遠慮なくずけずけと言うことのたとえ」です。

思ったことをそのまま口に出す様子を表します。


「歯に衣着せず」の言葉の解説

「歯に衣着せず」は、「歯に衣服を着せない」という意味の慣用句です。

「歯に衣」「歯を隠すこと」の比喩として使われていて、「歯に衣着せず」「歯を隠さない」、つまり「口を閉じることなく言うこと」になり、ここから「言いたいことをはっきり言うことのたとえ」という意味で使われる様になりました。

「きついことでも遠慮なく言うこと」という意味も含まれています。

「単刀直入」と「歯に衣着せず」の違い

「単刀直入」「前置きなしに、直接本題に入ることのたとえ」です。

「歯に衣着せず」「言いたいことをはっきり言うことのたとえ」です。

まとめ

今回は「単刀直入」「歯に衣着せず」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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