この記事では、「近い」と「やがて」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「近い」とは?
相手との距離が身近に感じられることを「近い」【ちかい】といいます。
「春がくるのも近い」といえば、過酷な寒さに耐え抜けば、すぐそこまで暖かな季節がやってくると伝えられるのです。
また、「彼の家に近い場所に賃貸を借りる」といったように、自らの考え方を伝える場面でも使われています。
他には「隣人との距離感が近い」といって、何でも話せる間柄であると言える言葉です。
「やがて」とは?
努力すればいずれ周囲から認められる立派な人間に成長できるという意味がある言葉を「やがて」といいます。
「やがて君は出世するだろう」というように、今実行しているその結果が良い方向へ向うと伝えて応援する気持ちを伝えるのです。
また、「やがて成功するだろう」と少し近い未来を予言する場面でも使われています。
このように、そのうちはっきり結果が見えてくると思われる場面で使う言葉です。
「近い」と「やがて」の違い
ここでは「近い」と「やがて」の違いを、分かりやすく解説します。
すぐそこまで来ていることを表すのが「近い」です。
このようなところから、「夏は近い」と川で泳いだり、大型の連休がくると伝えられます。
もう一方の「やがて」は、そのうち良い結果になると思う人に対して予想した内容を伝えるとき使う言葉です。
「やがて○○になるだろう」と、さほど遠くない未来を予想して伝えます。
「近い」は距離や時間を指す言葉ですが、「やがて」は未来を伝えるとき使う言葉です。
「近い」の例文
・『近い将来、彼はプロ野球の選手として活躍するだろう』
・『このままいけば、近いうち彼女は立派な研究員になる』
「やがて」の例文
・『やがて川も干上がり、田畑を手放す時代がくるだろう』
・『彼はやがて我社に貢献してくれると期待している』
まとめ
将来を意味する言葉を2つご紹介しましたが、どのような場面で使うかそれぞれの意味を調べて使い分けてみるといいでしょう。