“although”と“though”は綴りの似た英単語で、どちらも「~だけれど」「~であるにもかかわらず」の意味を持ちますが使い方が異なります。
この記事では“although”と“though”の違いを分かりやすく説明していきますので、双方の適切な用法をマスターしましょう。
「although」とは?
“although”は接続詞に分類される英単語で、「~だけれど」「~ではあるけれど」「~にもかかわらず」「しかし」「ところが」などの意味があります。
なお、“although”は主に文章の冒頭もしくは主語の直前に配置させるのが一般的です。
「though」とは?
“though”は接続詞と副詞に分類される英単語で、接続詞では「~だけれど」「~ではあるが」「~にもかかわらず」などの意味を持ち、副詞では「しかし」「やはり」といった意味があります。
“though”は文頭や文中、文末などに配置します。
「although」と「though」の違い
“although”と“though”を「~だけれど」「~にもかかわらず」の意味で使用する場合、双方の指す意味合いはほぼ同じといえますが、“although”は“though”よりフォーマルな表現になります。
また、“although”は接続詞でのみ使用され、主として文頭や主語の直前に置き、副詞のように文末には置きません。
対して“though”は接続詞または副詞で使用でき、文章中の様々な場所に配置できます。
ただ、“though”を文末に置く場合は、「しかし」「やはり」の意味や文の内容を補う意味となります。
次に、“although”と“though”の違いを解説します。
「although」の例文
“although”は文頭や主語の直前に配置させて意味付けし、文末には置かないという点を押さえておきましょう。
・“Although I got up early, I left home late.”(早く起きたにもかかわらず、家を出るのが遅かった)
・“Although she practiced hard, she could not play in a match.”(彼女は猛練習したけれども試合に出られなかった)
・“The exam went well, although I had a headache.”(頭痛があったにもかかわらず、その試験はうまくいった)
「though」の例文
“though”はカジュアルな表現のため日常会話で多用されています。
文章の冒頭や文中、文末に配置できますが、文末に置く際は「しかし」「やはり」の意味や、「~なんだけどね」など文章の内容を補う意味になります。
・“Though it was very hot, she wore thick clothes.”(その日はとても暑かったにもかかわらず彼女は厚着していた)
・“He finished his homework, though he was not feeling good.”(彼は気分が悪かったが、宿題を終わらせた)
・“I went running this morning. It was raining, though.”(今朝ジョギングをした。雨が降ってたんだけどね)
まとめ
“although”と“though”は同じ意味合いで使用できますが、配置場所によって意味が異なる場合がある点や、普段使いしやすいかどうかといった点に違いがあります。
二つの言葉の用法を参考にして、英語表現力アップに役立ててください。