この記事では、“first”と“at first”の違いを分かりやすく説明していきます。
「first」とは?
“first”には、形容詞・副詞・名詞の意味があります。
形容詞の主な意味は2つです。
1つめは、一番目の、最初のです。
一番目とは、順序の最初のことです。
たとえば、行列に並んでいたときのことだと、もっとも前のことをいいます。
最初は、一番目のことです。
もっともはじめを意味しています。
もう一つの意味は、もっとも重要な、トップのです。
物事の中で一番大切なことを重要といいます。
トップは一番目のことです。
一等賞のトップのことや、当代随一といったトップを意味しています。
副詞の主な意味は2つです。
1つめは一番目に、最初にです。
先着順などの一番目に、最初にを意味しています。
もう一つはもっとも重要で、第一位にです。
ランクの一番上のことや、物事の中で一番大切なことを意味しています。
名詞の主な意味は2つです。
1つめは、最初の人、時期の始めです。
時期の初めとは、ブドウを収穫する始めの時期や、3月1日のような月の始めなどを指しています。
もう一つの意味は、一位です。
競争で人が一位であることを指しています。
「first」の使い方
形容詞・副詞・名詞の意味がありますが、どれにも共通しているのは、最初、一位という意味です。
一番目のこと、はじめのことを指して使用します。
形容詞や副詞として使用するときには、他の語を修飾します。
名詞として使用するときには、最初の~といった意味の使い方になります。
「at first」とは?
“at first”には、最初は、初めのうちはという意味があります。
最初はと「は」がつくと、最初はそうだったけれど、その後はそうではない、といったニュアンスを含むことになります。
たとえば、「最初は元気だった」といった場合、最初は元気でその後も元気なことではなく、最初は元気だったけれど、その後は元気がなくなってしまった、といったことが考えられます。
「は」がつくことで、限定の意味になるのです。
また、“at first”は手始めに、当初はという意味もあります。
しはじめ、という意味です。
「at first」の使い方
“at first”の形で使用をします。
最初は~という意味になります。
“at the first”とすることもありますが、“the”は入れないことが普通です。
「first」と「at first」の違い
どちらの言葉も「はじめ」という意味が共通していますが、同じ意味ではありません。
“first”は、もっともという意味です。
形容詞や副詞として他の語を修飾する形で使用をします。
“at first”は、最初はという意味です。
他の語を修飾するのではありません。
文の先頭にもってくることが多いです。
まとめ
2つの言葉はニュアンスが異なります。
また、使い方にも違いがあります。