「直前」と「手前」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「直前」と「手前」の違いとは?違い

この記事では、「直前」「手前」の違いを分かりやすく説明していきます。

「直前」とは?

この言葉には2つの意味があります。

ひとつは、物事が行われたり起こったりするすぐ前です。

「イベント直前になって中止が知らされた」といった使い方をします。

イベントが20日に行われる予定でした。

しかし、台風が近づいており、イベントを行うのは難しいと判断したので、19日に中止を決定して発表しました。

このような、何かが行われたり起こったりするすぐ前のことをいいます。

「すぐ前」とは、時間的にどれくらいなのか定義はありません。

もう一つの意味は目の前です。

どれくらいの距離をいうのか定義はありませんが、本当に近くである場合をいいます。

進む方向のすぐ前のことです。


「手前」とは?

自分の目の前、自分に近い方、ある段階の前という意味です。

スーパーの陳列棚は、商品が前から奥に行くように置かれています。

前にあるものを取ることを「手前から商品を取る」といいます。

「コンビニの手前を右に曲がる」といった使い方をした場合は、コンビニの目の前という意味です。

コンビニの中に入ってしまえば「手前」とはいいません。

ある段階の前とは「採用の一歩手前」といったことをいい、目標とするものの前を意味します。

また、腕前、技量という意味で「お手前拝見」という使い方もします。


「直前」と「手前」の違い

「直前」「手前」の違いを、分かりやすく解説します。

前者は時間的な意味で使われることが多いです。

「出かける直前になって忘れ物をしていたことに気がつく」といった使い方をします。

何かが行われたり起こったりするすぐ前のことです。

後者は距離的な意味で使われることが多いです。

「手前の商品を取る」「横断歩道の手前で車が止まる」といった使い方をします。

まとめ

一方は何かが起こったり行われたりするすぐ前、もう一方は自分の目の前や目標とするものの前をいいます。

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