この記事では、「長閑」と「穏やか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「長閑」とは?
長閑は、のどかと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、ゆったりしているやながい等の意味を持っている長の漢字に、静かとか何もしないでいるといった意味を有する閑の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に長閑は、静かでのんびりしていて落ち着いている様子や晴れていて天候が穏やかな様を表すのです。
具体的には、長閑な気分や長閑な環境といった使い方を見掛ける事が出来ます。
「穏やか」とは?
穏やかは、おだやかと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、心が安らかとか落ち着いているといった意味がある穏の漢字に、平仮名のやかを組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から穏やかは、静かで安らかな様子や、気持ちが落ち着いている様といた意味を表すのです。
穏やかな人柄とか穏やかな気質といった様に、その人物の性質を表現する言葉として用いられる事が少なくありません。
「長閑」と「穏やか」の違い
長閑と穏やかの文字表記を比較すると、使用している文字も読み方も全然違う言葉同士であると気付けるものです。
所がどちらも、静けさのある様子を意味する言葉であり、指し示す意味にはかなり似ている部分があります。
とはいえ長閑は、主に環境や風景といったものを表す言葉として使われているのです。
もう一方の穏やかは、人柄とか天候等を示す際に用いられる事が多くなっています。
まとめ
2つの言葉には共通する文字はない上に、読み方に関しても似ているという訳ではありません。
ですがどちらも、静かで安らぐ様といった感じで似た意味合いを所有している点が、ややこしいです。
ただし使われ方に違いがあり、長閑は静かで素朴さを表現する言葉で、風景とか自然環境に使われる事が多くなっています。
対する穏やかは、起伏がない静かな様子を示す言葉で、人の性格とか天気等に用いられる事が少なくないです。
