この記事では、「曲がる」と「折れる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「曲がる」とは?
まっすぐなものが弧を描いた状態や「く」の字の状態になるという意味です。
長時間パソコン作業をしていると、いつの間にか背中が丸まってきます。
横から見ると弧を描いたような状態です。
このような状態になることを「背中が曲がる」といいます。
樹木に雪がたくさん積もると、樹木の枝が弧を描いたような状態になります。
これは「枝が曲がる」といいます。
方向が変わるという意味もあります。
この意味では「道を右に曲がる」「コンビニの手間で道が曲がっている」のような使い方をします。
「折れる」とは?
棒状のものや板状のものが、「く」の字のようになる、また「く」の字のようになって切れるという意味です。
線香のことで説明をします。
線香の両端を持って力を下の方に加えると、真ん中のあたりからポキッと切れます。
これを「線香が折れる」といいます。
乾燥しているそうめんなども、このような状態にすることができます。
これらは棒状のものについてです。
板状のものについては、チョコレートなどがあります。
板チョコレートを両手で持って力を加えると、ポキッと2つにすることができます。
切れない場合もあります。
「紙が折れる」といった場合は、そのものは切れていません。
「曲がる」と「折れる」の違い
「曲がる」と「折れる」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は弧を描いたような状態になることで、後者は鋭く「く」の字のようになることや、「く」の字のようになって切れることです。
前者は切れていない場合をいうことが多いのですが、後者は切れている場合も切れていない場合もいいます。
「背中が曲がる」とはいいますが、「背中が折れる」とはいいません。
「枝が曲がる」という場合は、枝が弧を描いたような状態になることをいいます。
「枝が折れる」という場合は、枝が切れた状態になっています。
まとめ
弧を描いたような状態なのか、鋭い「く」の字の状態、あるいは切れた状態なのかという点に違いがあります。