「尽くす」と「与える」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「尽くす」と「与える」の違いとは?違い

この記事では、「尽くす」「与える」の違いを分かりやすく説明していきます。

「尽くす」とは?

「尽くす」「そのことのために全部を使ってしまう」「ある限りを出し切る」「その事柄の果てまで達する」「成しうるまでする」「極める」「果たす」「全うする」「他の者のために精一杯働いたり努力したりすること」「尽力すること」を意味する言葉です。

「尽くす」と同じような意味を表す類義語には「努める」「奉じる」「仕(つか)える/事(つか)える」などがあります。


「尽くす」の使い方

「尽くす」は動詞として使われています。


「与える」とは?

「与える」「自分の所有物を他の人へ渡して、その人の所有物とすること」「相手のためになるものを提供する」「ある人の判断で人に何かをやらせる」「影響を及ぼす」などの意味を含める言葉です。

「与える」と同じような意味を表す類義語には「渡す」「差し出す」「加える」「もたらす」「付与する」「授ける」などがあります。

「与える」の使い方

「与える」は動詞として使われています。

「尽くす」と「与える」の違い

「尽くす」は主に「そのことのために全部を使ってしまう」「他の者のために精一杯働いたり努力したりすること」という意味を表す言葉であり、“serve”に相当すると言えます。

一方、「与える」は主に「自分の所有物を他の人へ渡して、その人の所有物とすること」「相手のためになるものを提供する」という意味を表す言葉であり、英語でいう“give”に相当すると言えるでしょう。

「尽くす」の例文

・『彼は妻のために誠心誠意尽くすことを決意した』

「与える」の例文

・『これは多くの人に希望を与えるような作品だ』

まとめ

「尽くす」は主に「他の者のために精一杯働いたり努力したりすること」を意味し、「与える」は主に「自分の所有物を他の人へ渡して、その人の所有物とすること」を意味する言葉と言うことでした。

違い
違い比較辞典