この記事では、「尽くす」と「甘やかす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「尽くす」とは?
「尽くす」は「そのことのために全部を使ってしまう」や「ある限りを出し切る」、「その事柄の果てまで達する」、「成しうるまでする」、「極める」、「果たす」、「全うする」、「他の者のために精一杯働いたり努力したりすること」、「尽力すること」を意味する言葉です。
「尽くす」と同じような意味を表す類義語には「努める」や「奉じる」、「仕(つか)える/事(つか)える」などがあります。
「尽くす」の使い方
「尽くす」は動詞として使われています。
「甘やかす」とは?
「甘やかす」は「子どもなどを厳しくしつけずに、わがままに育てること」を意味する言葉です。
「甘やかす」の使い方
「甘やかす」は動詞として使われています。
「尽くす」と「甘やかす」の違い
「尽くす」は主に「そのことのために全部を使ってしまう」や「他の者のために精一杯働いたり努力したりすること」を意味する言葉です。
一方、「甘やかす」は「子どもなどを厳しくしつけずに、わがままに育てること」という意味を表します。
「尽くす」の例文
・『この武将は主のために誠心誠意尽くすことを決意した』
・『彼女の神に尽くすような生き方に多くの人々が心を打たれた』
・『手を尽くすほどに精一杯取り組んだが、問題解決にはまだまだ時間がかかりそうだ』
「甘やかす」の例文
・『甘やかす教育をしてきた結果、その子は大人になっても自分勝手な性格が治らなかった』
・『厳しいだけの教育もよくないが、甘やかすだけの教育も子どもはダメになってしまう』
・『甘やかすだけではよくないと母親は時に彼を厳しくしつけた』
まとめ
「尽くす」は主に「他の人のために精一杯努力すること」という意味、「甘やかす」は「子どもなどを厳しくしつけずにわがままに育てること」という意味を表すということでした。