この記事では、「例外」と「エラー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「例外」とは?
「例外」は「れいがい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「一般的な決まりや規則性にあてはまらないこと」という意味です。
2つ目は、「IT用語で、プログラムやデータなどの誤りにより、コンピュータが処理できなくなる状態のうち、想定できていること」という意味です。
「例外」の言葉の使い方
「例外」は名詞として「例外がある・ない」「例外を認める」などと使われます。
「例」は「たとえ」とも読み「引き比べて参照すべき事柄」「以前から行われている事柄」という意味、「外」は「そと」とも読み「物の表側」「一定の枠・意向などからはずれること」という意味、「例外」で「同じ種類として比較・参照すべき事柄の範囲からはずれること」になります。
IT用語では「コンピュータの不具合のうち、想定できていること」という意味で使われます。
「エラー」とは?
「エラー」の意味は以下の通りです。
1つ目は「やりそこなうこと」という意味です。
2つ目は「あるべき数値と、実測・算出された数値との誤差」という意味です。
3つ目は「野球で、守備がボールを取りそこない、セーフになること」という意味です。
4つ目は「IT用語で、プログラムやデータなどの誤りにより、コンピュータが処理できなくなる状態のこと」という意味です。
「エラー」の言葉の使い方
「エラー」は名詞として「エラーする・した」「エラーが発生する」などと使われます。
英語の「error」が日本語化した言葉で「誤り」「間違い」「過失」「誤差」「失策」という意味です。
日常では「するべきことをやりそこなうこと」として使われますが、IT用語では「コンピュータに発生する思わぬ不具合」という意味で使われます。
「例外」と「エラー」の違い
「例外」は「同じ種類として比較・参照すべき事柄の範囲からはずれること」、IT用語では「コンピュータの不具合のうち、想定できていること」という意味です。
「エラー」は「するべきことをやりそこなうこと」、IT用語では「コンピュータに発生する思わぬ不具合」という意味です。
まとめ
今回は「例外」と「エラー」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。