「これもひとえに」と「それもこれも」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「これもひとえに」と「それもこれも」の違いとは?違い

この記事では、「これもひとえに」「それもこれも」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「これもひとえに」とは?

目上の人が関わってくれたおかげで仕事が順調にいったと良い結果を報告して、丁寧に感謝するとき使う言葉が「これもひとえに」です。

取引先が協力してくれたおかげで売り出した製品が多くの人に買ってもらえて利益が出たとき、相手に尊敬の念を持って心から感謝する気持ちを伝えます。

「これもひとえに皆様のご協力があってこそです」と使うように、多数の相手から支えられたことに感謝するため使うわけです。


「それもこれも」とは?

同僚や年下の人が自分のために力を貸してくれたおかげで良い成果が出たとき、相手に感謝するため使う言葉が「それもこれも」です。

使い方としては、「それもこれも先輩が支えてくれたからです」と、相手を特定して感謝の気持ちを伝えるときに使います。

他にも「それもこれもだらしない兄のせいです」といえば、誰がどういった状態で問題が起きたか伝えられる言葉です。


「これもひとえに」と「それもこれも」の違い

「これもひとえに」「それもこれも」の違いを、分かりやすく解説します。

手助けしてくれた取引先や上司が協力してくれたことに心から感謝するとき使うのが「これもひとえに」です。

自分一人ではうまくいかなかった課題も親身になって協力してくれたからこそ上手くいったと相手を尊敬し、敬意を表す言葉になります。

もう一方の「それもこれも」は目上の人ではなく、同年代や親しい人に使える言葉です。

「それもこれも」は起きた出来事のすべてを指すのに対し、「これもひとえに」はそうなった結果の理由は何なのか一つに絞り、感謝の気持ちを表すところが違います。

「これもひとえに」の例文

・『決勝まで進めたのは、これもひとえに監督の指導が良かったからです』
・『これもひとえに私の不注意により起きたことであり、反省しております』

「それもこれも」の例文

・『それもこれも姉の支えがあったからこそ成し遂げられた成果です』
・『家を失ってしまったのは、それもこれもだらしない妹のせいです』

まとめ

とても似ている言葉ではありますが、改まった享ちを持って感謝を伝えるか、普段に使うかの違いがあります。

どのような状況で使うか目を向けて使いこなしてみるといいでしょう。

違い
違い比較辞典