この記事では、「多数」と「複数」の違いを分かりやすく説明していきます。
「多数」とは?
「多数」とは人や物の数が多いことを意味します。
また大部分や大半といった意味も持ち、数が多いこと全般に「多数」を用いることができます。
例えば、「多数の意見」や「多数の参加」「多数決」「多数派」などといった形で使用します。
言い換えれば、「多量」や「大部分」「大方」「大抵」などになります。
また、対義語は数が少ないことを意味する「少数」です。
「複数」とは?
「複数」とは数が2つ以上であることを意味します。
数が2つ以上であれば「複数」と言うことができます。
例えば、「複数回」や「複数契約」「複数人」「複数形」などといった形で使用します。
言い換えれば、「数回」や「数名」「何人か」「いくつか」などになります。
また、対義語は数が1つであることを意味する「単数」です。
「多数」と「複数」の違い
「多数」と「複数」の違いを、分かりやすく解説します。
「多数」と「複数」には数の違いがあります。
「多数」は数が多いことを意味し、「複数」は数が2つ以上のことを意味します。
つまり、数の多さで比較した場合、「複数」よりも「多数」の方が数は多いということになります。
また、「多数」の場合、大部分といった意味もあるため非常に数が多いことを意味する言葉になります。
このように、「多数」と「複数」には数の大きさについて明確な違いがあります。
「多数」の例文
・『何事も多数決で決めれば丸く収まるというわけではない』
・『当社のイベントに多数の参加申し込みがあったことに対し嬉しい気持ちでいっぱいです』
「複数」の例文
・『納得できるまで、複数の専門家に見てもらいました』
・『将来、複数の言語を話すことができるようになりたい』
まとめ
以上のように、「多数」と「複数」には数の多さに対する明確な違いがあります。
「多数」と「複数」を比較した場合、数の多さで言えば、「多数」の方が多くなることを踏まえ使い分けることが大切です。