この記事では、「ギリギリ」と「スレスレ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ギリギリ」とは?
限度を超えてしまいそうな状況を表すとき「ギリギリ」といった言葉を使います。
「ギリギリ間に合った」といえば電車のドアが今まさに閉じるとき、飛び乗って間に合ったという状況を伝えられるのです。
「ギリギリ締め切り前に提出した」のであれば、何時と決められていた時間に申請書へ必要事項を記入して出したとき、安心した気持ちを示せます。
「スレスレ」とは?
それ以上入れたら溢れ出てしまうといった際どい状態を分かりやすく表せる言葉が「スレスレ」です。
「水を容器スレスレまで入れる」といった使い方すれば、口を付ける縁の手前まで液体を入れます。
他には「スレスレ合法」と言い方して、なんとか法律に違反しない程度に合法化された薬であることを伝えるために使われている言葉です。
「ギリギリ」と「スレスレ」の違い
「ギリギリ」と「スレスレ」の違いを、分かりやすく解説します。
許容範囲の中で余地がある一歩手前の状況を「ギリギリ」といいます。
「窓口が閉まる時間ギリギリだった」といえば、あと少しで受付終了時間だったが、なんとか間に合ったと伝えられる言葉です。
もう一方の「スレスレ」は、容器の中に液体を入れるときもう少しで溢れ出てしまいそうな状態を表します。
「ギリギリ」は締め切り日や窓口が開いている時間になんとか間に合ったところに着目し、「スレスレ」は容器の中になんとか収まった状態を指すところが違う点です。
「ギリギリ」の例文
・『締切時間ギリギリに窓口へ行って書類を提出した』
・『壁ギリギリに車を寄せたので、ドアが開かなくなった』
「スレスレ」の例文
・『湯のみスレスレに熱いほうじ茶を注いでしまった』
・『麺汁を容器スレスレに入れたので、蕎麦を入れられない』
まとめ
あと少しで間に合わないか、溢れるといった瀬戸際の状態を表す言葉を2つご紹介しました。
どのような状況を表すか深堀してみるのもうまく使える方法になるでしょう。