この記事では、「同行者」と「同伴者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同行者」とは?
一緒に付き従って行く人という意味です。
「同行」には一緒に付き従って行くことという意味が、「者」には人という意味があります。
野球のチームが合宿をすることになったとします。
この合宿には、選手たち、チームの監督、コーチの他に、栄養管理士と体のケアをするトレーナーが一緒に行きます。
選手や監督など主となる人と一緒に行く栄養管管理士などが、「同行者」にあたります。
この言葉が意味する人は、主となる人ではなく、主となる人にくっついていく人のことです。
上司が外出をし、そのときに部下も一緒に行くならば、この言葉が意味する人は部下にあたります。
「同伴者」とは?
一緒に行く人という意味です。
「同伴」には、一緒に行くことという意味があります。
一緒に行く人の関係が、家族や恋人など親しい間柄であるときにこの言葉が使われることが多いです。
たとえば、ある場所で子どものためのイベントが開催されることになったとします。
子どもが楽しむためのものなので、イベントには大人は参加しませんが、保護者がイベントに一緒に来ることはできます。
このとき一緒に来る親がこの言葉が意味する人にあたります。
ペットと一緒に入れるカフェがあるとします。
ペットは飼い主について一緒に行く存在といえます。
このとき「ペットを同伴している」といいます。
しかし、「者」は人という意味なので、ペットのことを「同伴者」とはいいません。
「同行者」と「同伴者」の違い
「同行者」と「同伴者」の違いを、分かりやすく解説します。
一緒に行く人という意味が同じです。
前者は広く一般に使用されています。
後者は、一緒に行く人との関係が家族や恋人など親しい場合に使うことが多いです。
誰が一緒に行くのかによって、どのような言葉を使うのかが変わります。
まとめ
一緒に行く人との関係に違いがあります。