「わざと」と「わざわざ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「わざと」と「わざわざ」の違いとは?違い

この記事では、「わざと」「わざわざ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「わざと」とは?

自分の方からやって相手を驚かせたり、嫌がる行為するのが「わざと」です。

自らが意図的に待ち伏せして相手と話す場を作り、おおやけにできない話を持ちかける状況を作ります。

また、「わざと」おとりになり、相手の気を引き付ける状況を作り、仲間をその間に逃がすのです。

また、人に見られたくないときは「わざと」傘で顔を隠して通り過ぎるといった人の行動でも使われています。


「わざわざ」とは?

時間や体力を使ってまで不要な行動するとき「わざわざ」といいます。

「わざわざ」下の階に行って様子を見に行くといえば、自分はまったく関係がない事故であるのに、現場の様子が見たいという思いから行動するのです。

「わざわざ苛立たせて面白がる」というと、自分の行動で嫌いな相手の神経を逆なでて喜びます。

また、「わざわざ」立ち寄り、感謝の意を伝える人の行動にも使う言葉です。


「わざと」と「わざわざ」の違い

「わざと」「わざわざ」の違いを、分かりやすく解説します。

自らの意志を持って意図的に行動した上で相手に復讐したり、嫌がらせするのが「わざと」です。

「わざと」大声を出して近くに寄らないようにします。

反対に「わざと相手を待ち伏せる」といえば、好意ある人に自分が待っている姿を見せては恋愛感情があることを伝えるのです。

もう一方の「わざわざ」は労力を使ってまでも現場の状況を見に行ったり、人のために行動してくれる相手に感謝の意を伝える時に使います。

「わざと」の例文

・『意地悪されたので、わざと待ち伏せして怖い思いをさせた』
・『わざと驚いたふりして見せて、男性の心をくすぐる作戦に出た』

「わざわざ」の例文

・『わざわざ空き家の状況を見に行き、中の様子を調べた』
・『わざわざ遠い所から道具を持って来てくれた知人に感謝する』

まとめ

少し似ているように見える言葉ではありますが、違う意味を持ちます。

どういった場面で使うと言葉をうまく使えるか学び、行動を表してみるといいでしょう。

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