「萎える」と「枯れる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「萎える」と「枯れる」の違いとは?違い

この記事では、「萎える」「枯れる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「萎える」とは?

この言葉には3つの意味があります。

1つめは、体力や気力が盛んではなくなり弱くなるです。

入院をするなどして数日間寝たきりになると、体力が落ちたように感じます。

手足の筋肉が少なくなって、弱くなったようにも感じます。

これは体力についてです。

やる気があったのに、それをくじくようなことをいわれると、何かをしようという気持ちが弱くます。

これは気力についてです。

このようなさまをいいます。

2つめは、植物などがしおれるです。

植物が生気を失って、ぐったりとした状態になることをいいます。

植物の命はまだ残っていることがあり、条件が整えば復活する可能性があります。

3つめは、着古したり、糊が落ちたりして、衣類が柔らかくなるです。


「枯れる」とは?

この言葉の主な意味は3つあります。

1つめは、植物のみずみずしさがなくなり生命を保つことができなくなる、花や葉が変色をしたり、落ちたりするです。

この状態から元気な状態に戻ることはありません。

2つめは、もともと持っている勢いがなくなるです。

3つめは、人物や技術が練れて深い味わいが出るです。

経験を積むなどして円熟し、深みが増すことをいいます。


「萎える」と「枯れる」の違い

「萎える」「枯れる」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらの言葉にも植物に関する意味があります。

前者は、植物の元気がなくなって、ぐったりすることをいいます。

葉のみずみずしさが感じられないような状態です。

このような状態でも、適切な世話をすれば元気になる可能性があります。

後者は植物が生命を保てない状態です。

この状態になると世話をしても元気な状態にすることはできません。

秋になると木々の葉が茶色くなり、葉を落とします。

こういったことを指す言葉です。

まとめ

植物に関する意味では、一方は元気になる可能性がありますが、もう一方は元気になる可能性がない点に違いがあります。

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