この記事では、「並びに」と「且つ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「並びに」とは?
並びには、ならびにと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、ならんでいる事やともに、ならべるといった意味を持っている並の漢字に、平仮名のびにを組み合わせる事で誕生した言葉となっています。
以上の事から並びには、前後の事柄を繋げる際に用いる言葉です。
およびとか、またといった意味の言葉として利用されています。
「且つ」とは?
且つは、かつと読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、更にや一方で〜する、しばらく等といった意味を有する且の漢字に、つの平仮名を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ且つは、2つの事柄が並行して実行されている事を表すのです。
他にも、ちょっととか僅かにといった意味がある言葉として使われています。
「並びに」と「且つ」の違い
「並びに」と「且つ」の違いを、分かりやすく解説します。
並びにと且つの文字表記を並べた上で見比べを行ってみると、使用している文字も読み方も違う言葉同士であると気付けるものです。
文字表記は全然似てはいないものの、どちらも2つの物事を纏める語として使用されています。
そのため使い分けを意識すると、混同してしまう恐れは十分に存在する言葉となっているのです。
とはいえ意味のニュアンスには違いも見出せるので、それぞれの言葉の意味をきちんと踏まえれば、問題なく使い分けをが出来ます。
まず並びには、前後にある2つの事柄を繋げる語として用いられているのです。
もう一方の且つは、2つの物事が並行して行われている事を表現する語となっています。
まとめ
2つの言葉には共通する文字はなく、読み方も似てはいませんが、指し示す意味には似ている所があるのです。
ですが使われ方や意味合いのニュアンスには相違点もあるので、そこを把握すれば上手に使い分けが出来ます。
ちなみに並びには、前後に存在する2つの事柄を繋ぐために用いる言葉です。
対する且つは、2つの事柄とか行為が並行して行われているという意味を表現する言葉となっています。