「発端」と「原因」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「発端」と「原因」の違い生活・教育

この記事では、「発端」「原因」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

発端と原因の違い

「発端」は、物事の始まりを意味します。

「原因」は、ある状態、ある変化、ある物事を引き起こすもととなるものを意味します。

「原因」には、ある状態やある物事などの結果との間に因果関係を認めようとする意味が含まれています。

一方、「発端」には因果関係を求める意味は含まれていません。

「因果関係」とは、2つ以上のものの間に原因と結果の関係があることです。

たとえば、家の中に物が散乱をしていたとします。

メガネがないないと引き出しの中を探したり、机の上のものをすべて除けて探したりしたため、ものが散乱してしまったのです。

この散乱した状態のもとは、メガネがなかったことです。

始まりはメガネを探すという行為で、このことを「発端」といいます。

始まりに焦点を当てています。

同じ家の中が物で散乱しているにしても、片付けるのが苦手だったり、そもそも片付ける意欲がなかったりする場合もあります。

このものが散乱している状態の因果関係を求めたときには「原因」といいます。

この場合の「原因」は片付けられないことです。

結果とセットで考えています。

また、そもそもの始まりがわからないので「発端」とはいいません。


発端と原因の使い方の違い

物事の始まりを求めるときには「発端」を使用します。

結果との関連を認めようとはしていません。

因果関係を認めようとするときには「原因」を使用します。


発端と原因の英語表記の違い

「発端」は英語で“beginning”と表記をします。

「原因」は英語で“cause”“source ”と表記をします。

発端の意味

「発端」とは、物事の始まりを意味します。

普段パンケーキを作らない人が、珍しくパンケーキを作っていました。

しかも、何枚も焼いています。

パンケーキを焼くことになった始まりは、子どもが「パンケーキを食べたいな」といったからです。

始まりは子どもの言葉です。

こういった、物事の始まりのことを「発端」といいます。

発端の使い方

物事の始まりを求めようとするときに使われる言葉です。

日常会話でも、ニュースなど公の場所でも、文章表現でも使われます。

「発端」は原因と結果の関係を認めようとするものではなく、物事の始まりについてを指す言葉です。

発端を使った例文

・『そもそもの発端は何なの?』
・『喧嘩の発端を教えてください』
・『発端は美しい花の話しを聞いたことだ』
・『どんな発端だったのか、すでに忘れてしまった』
・『彼がユーチューバを目指した発端は、ある人の動画を見たことだ』

発端の類語

「起こり」が類語です。

「起こり」には、物事の始まりという意味があります。

発端の対義語

物事の終わりを意味する言葉が対義語で、それにあたるものは「結末」です。

「結末」には、最後に到達した結果という意味があります。

原因の意味

「原因」とは、ある物事・状態・変化などを引き起こすもとになるものです。

2つ以上のものの間の因果関係を認めようとする意味が含まれています。

結果があるのは、「原因」があるからだと考えることが珍しくありません。

たとえば、今太っているのは何かしら「原因」があるはずです。

お菓子の食べ過ぎ、運動不足、野菜の摂取不足などが、肥満という状態を引き起こすもととなっていると考えれます。

このもととなっているものが「原因」です。

食べ過ぎや運動不足と肥満の2つの間には、因果関係があります。

「原因」は1つとは限りません。

肥満の例でいうと、食べ過ぎ、運動不足、体の冷え、野菜不足、睡眠不足、腸内環境の乱れなど、いくつもの「原因」が考えられます。

原因の使い方

結果との関係を認めようとするときに使用します。

結果との関係を認めようとする物事は、日常生活でさまざまあります。

家出、肥満、遅刻、仕事のミス、肌荒れ、寒さ、暑さなど、いろいろな結果に「原因」がついてきます。

「原因」は日常生活で広く使われている言葉です。

公の場でも、文章表現でも使われます。

原因を使った例文

・『真冬並みの寒さが続く原因』
・『山火事の原因はタバコのポイ捨てだった』
・『事故の原因を調べる』
・『運動が続かない原因は面倒くさいこと』
「昨日からの腹痛の原因が思いあたらない」

原因の類語

「もと」「たね」が類語です。

「もと」は、その物事が発展する前の始まりの物事を意味します。

「たね」は、ある物事を生み出した物事のことです。

「種」とも書きます。

「悩みのたね」のような使い方をし、この場合は悩みという物事があり、それを生み出した別の物事もあることを意味します。

原因の対義語

「結果」が対義語です。

「結果」とは、原因や行為から生じた結末のことを意味します。

まとめ

物事の始まりを意味する言葉ですが、「発端」「原因」では因果関係を認めようとするのかという点で違いがあります。