この記事では、「しりごみ」と「ひるむ」と「たじろぐ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しりごみ」とは?
「しりごみ」は「尻込み」と漢字表記できます。
「しりごみ」は「おじけて、あとじさりすること」という意味があります。
何かを始めようとするときに、おじけてしまい、あとじさりしてしまうような場面を見たとき、「しりごみ」という言葉を使うことができます。
「しりごみ」の言葉の使い方
例えば、バンジージャンプを飛ぶことになった時、いざジャンプ台に立つと、おじけてしまうのではないでしょうか。
おじけて、あとじさりしてしまうような場合は、「バンジージャンプをする直前に、しりごみする」などという文章にできます。
「ひるむ」とは?
「ひるむ」は「怯む」と漢字表記できます。
「ひるむ」には「おじけづいてしりごみする。
気後れする」という意味があります。
何かを始める時、おじけてしりごみしたり、気後れしていると感じたとき、「ひるむ」という言葉を使ってみましょう。
「ひるむ」の言葉の使い方
例えば上司に文句を言いに行こうと決めて、上司の机の前にきたら、上司に思いきりにらまれた場合、おじけてしりごみしてしまうかもしれません。
このような場面は「上司ににらまれて、思わずひるむ」などという文章にできます。
「たじろぐ」とは
「たじろぐ」は「相手の勢いに圧倒されてひるむ。
しりごみする」という意味があります。
面と向かっている人の勢いなどに、圧倒されておじけづいてしまうような場合、「たじろぐ」という言葉を使います。
「たじろぐ」の言葉の使い方
例えば、喧嘩をしている時、絶対に勝てると思っていた相手が、ものすごい勢いで立ち向かってきたとき、ひるんだり、しりごみするかもしれません。
このような場面で、「相手の勢いにたじろいだ」などと言う文章にできます。
「しりごみ」と「ひるむ」と「たじろぐ」の違い
「しりごみ」は「おじけて、あとじさりすること」という意味があります。
次に「ひるむ」には「おじけづいてしりごみする。
気後れする」という意味があります。
さらに「たじろぐ」は「相手の勢いに圧倒されてひるむ。
しりごみする」という意味があります。
どの言葉も、おじけづくことを意味する似た意味を持つ言葉になります。
ただし、「しりごみ」は、おじけて、後ろに下がってしまうような意味があるのに対して、「ひるむ」は、気後れして動けなくなるような意味があります。
さらに「たじろぐ」は、相手の勢いに圧倒されるという条件が付くという違いがあります。
このように、おじけて、あとじさりする「しりごみ」に、気後れする要素を加えたのが「ひるむ」で、相手の勢いに圧倒されて「しりごみ」するのが「たじろぐ」と覚えておきましょう。
まとめ
「しりごみ」と「ひるむ」と「たじろぐ」の違いについて見てきました。
3つの言葉の違いを知り、混同せずに使い分けることができるようにしましょう。