この記事では、“forget”と“remember”の違いを分かりやすく説明していきます。
「forget」とは?
“forget”の主な意味は3つです。
1つめは、~を忘れるです。
忘れるには、一度は覚えたことを思い出せいという意味があります。
たとえば、平安時代は794年から始まるということを勉強して覚えたのに、テストのときに思い出すことができないことを、忘れたということができます。
人の名前を忘れてしまったり、約束を忘れてしまったりなどは、珍しいことではありません。
“forget”は情報を忘れることだけでなく、鍵や財布などを置き忘れるという意味にもなります。
鍵などを置いた場所を思い出せていません。
2つめは、気にしないです。
嫌なことがあったとき、すぐに忘れてしまう人と、いつまでも覚えている人とがいます。
気にしないとは、前者の態度です。
3つめは、あきらめる、断念するです。
ある事柄をなかったことにする、という意味になります。
「forget」の使い方
~を忘れるという意味で使用されることが多いです。
“forget”の後に名詞をつけると、その名詞を忘れるという意味になります。
たとえば、“forget your name”とすると、あなたの名前を忘れました、となります。
「remember」とは?
“remember”の主な意味は3つです。
1つめは覚えているです。
記憶に残っていることをいいます。
今朝、花に水やりをしました。
そのことが夜になっても記憶として残っています。
こういったことが、覚えているの意味するものです。
2つめは、物や事を思い出すです。
過去のことが心に浮かぶことをいいます。
朝、「今日の夕飯は要らない」と息子が言っていました。
そのことが夕方になって記憶として出てきました。
こういったことが、思い出すです。
3つめは、記念日などに贈り物をする、遺言状で財産を残すです。
記念日に贈り物をするためには、記念日を覚えていなければなりません。
“remember”には覚えているという意味があり、それに通じるものがあります。
「remember」の使い方
“remember”+名詞の形で使われることが多いです。
この形で使うと、名詞のことを覚えているという意味になります。
たとえば、“remember his name”とすると、彼の名前を憶えている、となります。
「forget」と「remember」の違い
2つ言葉は反対のことを指しています。
“forget”は忘れるという意味を持つ言葉です。
思い出せないことを指しています。
一度覚えたことを記憶から引き出せないことです。
“remember”は覚えているという意味を持つ言葉です。
忘れていないことを指しています。
一度覚えたことを記憶として引き出せることです。
まとめ
一方の言葉は忘れる、もう一方の言葉は覚えているという意味があり、それぞれが指していることは反対です。