「急転直下」と「一落千丈」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「急転直下」と「一落千丈」の違いとは?違い

この記事では、「急転直下」「一落千丈」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「急転直下」とは?

問題が起きたとき、悪い状況が変わって良い方向に解決することを「急転直下」【きゅうてんちょっか】といいます。

例えば、会社が倒産しそうになって従業員を解雇する段階ではありましたが、新商品が急に売れ出しては利益が出たので悪い状況を脱却できるわけです。

このように、悪い状況が一変する「急転」と、真っ直ぐ落ちるという意味合いがある「直下」を掛け合わせて、急に良い状態に変わるという良い状況で使われています。


「一落千丈」とは?

著しく地位が落ちることを「一落千丈」【いちらくせんじょう】といいます。

また、景気が悪い方向に向かっては株が暴落し、人々の生活も一変して貧しくなってしまう状態を表すのです。

それだけ事態が一変しては価値が落ちたり、評判と信用がた落ちするほど一気に落ちていく様を示します。

このように、千丈が一度に高いところから低い位置に落ちていく様を表す四文字熟語です。


「急転直下」と「一落千丈」の違い

「急転直下」「一落千丈」の違いを、分かりやすく解説します。

物事の行方が良い方向へ急激に変わるといった状況を表すのが「急転直下」です。

突然予想もしないとき事態が変わり、敵対する者との間に起きる問題がうまく解決します。

もう一方の「一落千丈」は一気に地位が落ちる状態を表す言葉です。

高い位置から一気に低いところへ落ちるといった意味から景気が急に悪化したり、信用が落ちるという意味合いで使われています。

「急転直下」の例文

・『逃亡していた犯人が病院に運ばれて事態は急転直下した』
・『社長の一声で問題は急転直下して和解に向った』

「一落千丈」の例文

・『海外でも売れていた人気商品の在庫があまるとは、まさに一落千丈だ』
・『あれだけ威厳があった社長も信用を失い、今や一落千丈となる』

まとめ

意味が同じように見える四文字熟語ではありますが、状況が一気に変わるのか、地位や価値が凄く変わっていくか表すとの違いがあると覚えておくといいでしょう。

違い
違い比較辞典