この記事では、「ヒメマス」と「ニジマス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヒメマス」とは?
ヒメマスとはサケ目サケ科に属する淡水魚で、川に留まる陸封型の魚のことをいいます。
海に出る降海型は、ヒメマスではなくベニザケと呼ばれています。
ベニザケよりも小さいことからヒメマス(姫鱒)と名付けられたといわれています。
日本では北海道の阿寒湖とチミケップ湖が原産とされ、現在は養殖も行われています。
肉の色は鮮やかな紅色で、塩焼きやフライ、燻製などにして食べることが多いです。
「ニジマス」とは?
ニジマスもサケ目サケ科に属する魚で、陸封型と降海型の2種類があります。
陸封型よりも降海型の方が大きいです。
養殖をしている川や湖も多く、釣りの対象としても人気があります。
カムチャツカやアラスカ、カリフォルニアが原産とされ、日本には1877年に伝わりました。
陸封型は小型なので、塩焼きなどにして食べることが多いです。
淡泊な味なので様々な料理に使われており、フライやムニエルなどにしても美味しく食べられます。
降海型は大きくなるので、刺身などにして食べることが多いです。
その場合、ニジマスではなくサーモンという名前で流通しています。
「ヒメマス」と「ニジマス」の違い
ヒメマスもニジマスもサケ目サケ科に属する魚です。
ヒメマスは川や湖に留まる陸封型の魚ですが、ニジマスには陸封型と降海型の2種類があります。
ヒメマスと同じ魚の降海型はベニザケと呼ばれていて、名前が異なります。
ヒメマスとニジマスはどちらも食用とされ美味しいですが、ヒメマスの方がニジマスよりも数が少なく希少です。
ニジマスはスーパーマーケット等でも販売されており、手軽に手に入れることができます。
まとめ
ヒメマスは陸封型の魚で、ニジマスには陸封型と降海型の2種類があります。
希少性が高いのはヒメマスの方で、あまり流通していません。
ニジマスはスーパーマーケット等でも販売されています。