この記事では、「平常心」と「不動心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「平常心」とは?
「平常心」は「へいじょうしん」と読みます。
意味は、「普段と変わることのない、平静な気持ちのこと」です。
予想外の事態やピンチに直面しても普段と変わらず落ち着いている様子を表します。
「平常心」の言葉の使い方
「平常心」は「平常」と「心」で成り立っています。
「平常」は「いつもと同じであること」という意味、「心」は「きもち」「精神」という意味、「平常心」で「いつもと同じ落ち着いた気持ちのこと」になります。
「不動心」とは?
「不動心」は「ふどうしん」と読みます。
意味は、「外部からの刺激に慌てたり、揺れ動いたりしない気持ちのこと」です。
本人が強い意志や精神力を持ち、予想外の事態やピンチに直面しても惑わされない様子のことです。
「不動心」の言葉の使い方
「不動心」は「不動」+「心」で成り立っています。
「不動」は「他の力によってゆるがないこと」という意味、「心」は「きもち」「精神」という意味、「不動心」で「他の力によってゆるがない気持ちのこと」になります。
「平常心」と「不動心」の違い
「平常心」は「いつもと同じ落ち着いた気持ちのこと」です。
「不動心」は「他の力によってゆるがない気持ちのこと」です。
「平常心」の例文
「平常心」の例文は以下の通りです。
・『女性はバーゲンセールに出かけると平常心を失う』
・『競馬で万馬券が当たり平常心を失う』
・『憧れの芸能人とバッタリ出会い平常を失う』
「不動心」の例文
「不動心」の例文は以下の通りです。
・『武芸を極めた人は不動心も持っている』
・『仏門で厳しい修行をして不動心を身に付ける』
・『後ろの車からあおられても不動心で乗り越える』
まとめ
今回は「平常心」と「不動心」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。