この記事では、「セニングシザー」と「ブレンディングシザー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セニングシザー」とは?
毛にヌケ感を出して、ウェーブが出せるのが「セニングシザー」の魅力です。
アイロンをかけなくても自然なウェーブが出せるので、毛を傷めずにすみます。
重たい印象も軽やかに仕上がり、ムードを引き出すように切れます。
スキ率が色々あり、質感を細かく出したいときは15%を、個性的な仕上がりにしたいときは25%、素早く仕上げるなら35%のシザーを選べばより理想的なヌケ感が出せるのです。
また、毛の量が多いときは刈り込みして、すっきり見せたいときは45%、自然に刈り上げたいのなら50%と用途に合うものを選びます。
「ブレンディングシザー」とは?
トイプードルの毛を短く切りながらふわっとした膨らみがある仕上がりにするのが「ブレンディングシザー」です。
荒がりのときにも使えて、縮れが強く出た量が多いごわつく硬めの毛質であっても、すんなりシザーの刃が毛に入り込みます。
しっかり毛がつかめて、スピード感を実感できるほどさくっと素早く切れるので、時間の短縮ができるのも魅力です。
スキ率が60%や80%といったシザーであれば、力強く、毛が多い種でも切りやすくなります。
使いやすいものとしては、6. 8インチがとくに選ばれていて、切るのに苦労する軟毛用に特化したシザーが揃うのも利点です。
「セニングシザー」と「ブレンディングシザー」の違い
「セニングシザー」と「ブレンディングシザー」の違いを、分かりやすく解説します。
量が多くて全体的に重く見える毛を優しくすき、軽やかに仕上げられるのが「セニングシザー」です。
シザーを入れるとき、左右の場合は2セクションに、後方部分なら3セクションに分けてから上に向って縦に刃を入れていきます。
セニングはスライスするのがうまく切れるコツであり、スキ率でシザーを選べばうまく毛を軽やかにスリークできるわけです。
もう一方の「ブレンディングシザー」は、ふわっとしたかわいい仕上がり、勢いよく切れるので効率良くスピードを持って切れます。
そのため、毛が多い犬種には最適で、スキ率も「セニングシザー」より高いものが選ばれるわけです。
まとめ
犬の毛により適したシザーがあり、スキ率によって選べばよりカット効率が上がるのです。
材質から選んだり、スキ率より選んでみるのも良い選び方になるでしょう。