「いわゆる」と「いわば」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「いわゆる」と「いわば」の違いとは?違い

「いわゆる」「いわば」はそれぞれ何を意味しどのように使うのでしょうか。

この記事では、「いわゆる」「いわば」の違いを分かりやすく説明していきます。

「いわゆる」とは?

「いわゆる」とは、「世間で一般に言われているところの」という意味で使われる言葉です。

ある言葉を世間で広く一般に使われている言い方に置き換える時に使います。

あまり知られていない正式名称を一般に知られている通称で説明したり専門用語を平易な言い方に置き換えたりなど、理解しやすいよう分かりやすい言葉に言い換える時の表現です。

基本的には同じ意味の言葉への置き換えで使いますが、分かりやすさを優先し多少意味が違う言葉に変える場合もあります。


「いわば」とは?

「いわば」とは、「言うのであれば」という意味で使われる言葉です。

ある言葉を別の言葉で例えて表す時に用いる言い方です。

感覚的に伝わりやすいよう言い換える場合に使われることが多く、具体的な事実ではなくても意味が伝わることを重視して置き換える場合に使う言葉です。


「いわゆる」と「いわば」の違い

「いわゆる」「いわば」の違いを、分かりやすく解説します。

「いわゆる」「いわば」の違いは「目的」「言い換える内容」です。

「いわゆる」は分かりにくい言葉を分かりやすくする目的で世の中に広まっている言葉へと言い換えるのに対し「いわば」は理解しやすくするだけでなく強調の意味でも使われ、あるものを別のものに例えて言い換えます。

皆が知っている言葉に言い換えるのが「いわゆる」で、何かに例えて言い換えるのが「いわば」です。

「いわゆる」の例文

・『彼は事業で巨漢の富を築いた、いわゆるビリオネアだ』
・『価格を上げずに内容量を減らす、いわゆるサイレント値上げが実行された』

「いわば」の例文

・『彼はいわば我が社の知恵袋だ』
・『あの人はいわば切り込み隊長のような存在だ』

まとめ

「いわゆる」「いわば」は他の言葉に言い換える時の表現ですが、言い換える目的と内容が異なります。

どんな言い換えに使うのか、正しく知っておきましょう。

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