「見に行く」と「観覧」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「見に行く」と「観覧」の違いとは?違い

「見に行く」「観覧」ではどのような意味の違いがあるのでしょうか。

この記事では、「見に行く」「観覧」の違いを分かりやすく説明していきます。

「見に行く」とは?

「見に行く」とは、「見るために目的地まで出向くこと」を意味する言葉です。

目的地に向かって移動することを「行く」といいます。

ただ目的地に移動するのではなく行った先にあるものや出来事などを自分の目で見る目的で移動することを「見に行く」と表現します。

見ることが行くことの動機付けとなっている場合に用いる表現であり、行為としては移動することですが本来重要なのは見ることです。

自分の目で直接見たいけれど出向かないと見られないので移動する、というのが「見に行く」が表している意味合いです。


「観覧」とは?

「観覧」とは、「興味や関心を満たす目的で見ること」を意味する言葉です。

目で見るだけではなく興味や関心など好奇心を満たす目的で特定のものを見る行為を意味します。

本来は本や資料を見る行為も含みますが一般的には演劇や展示物、祭などをしっかり見ることの意味で使われる表現です。


「見に行く」と「観覧」の違い

「見に行く」「観覧」の違いを、分かりやすく解説します。

「見に行く」「観覧」の違いは「移動」です。

「見に行く」は見る目的でその場に出向くことを意味する言葉で移動を表すのに対し「観覧」はしっかり見ることを表す言葉で移動の要素は含みません。

「観覧」するために目的地へ移動する行為が「見に行く」です。

「見に行く」は動作の主体が見ることに重きを置いておりどのような対象であっても自分の目で見るための移動であれば使えます。

「観覧」は一般的に芝居や展示など見せる目的で披露されているものを見る時に使う表現です。

野生動物や街の様子など見せる目的で行われていないものを見る場合は使えません。

「見に行く」の例文

・『友達の様子を見に行く』
・『パレードを見に行く』

「観覧」の例文

・『特等席で芝居を観覧する』
・『酒を飲みながらショーを観覧する』

まとめ

「見に行く」「観覧」するでは動作の内容が異なります。

移動の要素を含むかどうかに注目して区別してください。

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