この記事では、「決めてください」と「決めておいてください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「決めてください」とは?
「決めてください」とは相手に未定であった物事についてはっきりと選び定める判断を求める丁寧語です。
また複数の候補から一つを選ぶのではなく、なんらかの決断を求める場合にも使われます。
日時や予定を指定して使いそのタイミングまでに決定を求める場合もありますが、そういった付け足しがない場合その場での判断を求める言葉です。
「決めておいてください」とは?
「決めておいてください」とは相手に未定であった物事について選び定める判断を求める丁寧語です。
決めてくださいと基本的には同じですが、おいてという言葉が足されることでその場での判断を求める言葉ではなく、後の機会までに判断しておくことを求める言葉になっています。
そのため言われてすぐに決定する必要はなく、次の機会や指定された時間の前までに決めれば問題ありません。
「決めてください」と「決めておいてください」の違い
「決めてください」と「決めておいてください」の違いを、分かりやすく解説します。
どうするか何を選ぶかが決まっていない物事について、指定がなければその場で選び定める判断を求める言葉が「決めてください」です。
それに対して「決めておいてください」は次の機会や指定されたタイミングまでの決定を求める言葉であり、その場で決断は求めていない言葉になります。
「決めてください」の例文
・『何を買うか決めてください』
・『契約を続けるかは更新日までに決めてください』
「決めておいてください」の例文
・『次に訪問する時までには決めておいてください』
・『間に合わなくなる前に決めておいてくださいね』
まとめ
未定の物事の決定を求める言葉として「決めてください」があり、それにおいてという一言を足すことでその場で決定する必要はなく指定したタイミングがくるまで時間の余裕はあるという意味を加えた言葉が「決めておいてください」です。
「決めてください」はその場での判断を求める場合にも日時を指定してそれまでに判断を求める場合にも使われますが、「決めておいてください」はその場での判断を求めません。