人の生まれやその場所を示す言葉には「出自」や「出身」があります。
この記事では、「出自」と「出身」の違いを分かりやすく説明していきます。
「出自」とは?
「出自」とは人の生まれを示す言葉であり、こちらはその場所を示す時にも使います。
「出自」は人の生まれ以外にも事実や情報の出所を示す時にも使うことが可能です。
人の生まれを示す「出自」には家柄や血統、系譜などが含まれています。
現代では人工授精によって両親のような「出自」を知らされていないケースがあり、これを求めることは「出自を知る権利」として認められつつあります。
「出身」とは?
「出身」とはその土地や場所に生まれたことや、学校を卒業していることを示す時に使う言葉です。
「出身」はこれ以外にもその身分や経歴を経ていることを示す時にも使うことが可能です。
「出身」を使った言葉には「出身地」や「出身中学校」、「出身高校」などがあります。
「出身」にはこれ以外にも身分や立場が上がることや出世することを表す時にも使うことが可能です。
この意味での類義語には「立身」があります。
「出自」と「出身」の違い
この2つはどちらも人の生まれを示す言葉であり、一般的には「出身」の方がよく使われています。
「出身」は「出身地」という言葉をよく使いますが、「出自地」という言葉はほとんど使いません。
「出自」の例文
・『彼の出自を調べてみると、どうやら戦国時代の武将の血筋であることが分かった』
・『その情報は出自が不明なので、ソースをしっかりと提示してください』
「出身」の例文
・『沖縄県出身なので夏の暑さには慣れています』
・『彼の出身校は甲子園常連校であり、多くのプロ野球選手を輩出しています』
まとめ
「出自」や「出身」は生まれを示す言葉であり、「出自」はこれ以外にも事実や情報の出所を示す時にも使います。
「出身」は「出身地」や「出身校」という言葉でよく使われています。