この記事では、「紹介状」と「推薦状」の違いを分かりやすく説明していきます。
「紹介状」とは?
紹介状は、しょうかいじょうと読むべき言葉です。
漢字で記載されこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、人と人との間で仲立ちをするという意味を持っている紹介の漢字に、しょじょうとか実際の有様等の意味を有する状の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から紹介状は、ある人を紹介するから会って欲しいと頼み込む書状を示すのです。
特に医師が別の医師に患者を紹介するケースで作成される書類に対して、この紹介状の言葉が用いられています。
「推薦状」とは?
推薦状は、すいせんじょうと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、人をその地位や職等に適していると他人にすすめるという意味の推薦の漢字に、手紙とか姿、形等といった意味がある状の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ推薦状は、特定の人物や機関等の能力や資質を第三者が評価し、推薦する文書を表す言葉です。
主に学校への入学時や企業への就職の際に、在籍校の校長とか教員から提出される文書となっています。
「紹介状」と「推薦状」の違い
紹介状と推薦状の漢字表記を比較してみると、紹介と推薦という漢字の違いが存在する事に気付けるものです。
所がその後に続く、状の漢字は違っており、どちらも関係を構築するための書類という意味を持つ言葉同士となっています。
とはいえ紹介状は、医師が別の医師に患者を紹介する目的で出される書類を示すのです。
もう一方の推薦状は、学校の入学や企業の就職の際に、在籍校の教員が書く推薦する文書を表します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、どちらも関係を構築する目的で出される書類という意味を指し示すのです。
ただし目的には違いがあり、紹介状は基本的に医師が別の医師に患者を紹介する目的で作られる書類という意味で用いられる言葉となっています。
対する推薦状は、特に生徒が学校に入学したり企業に就職する際に、在籍校の教員が相手方に出す推薦するための文書、という意味で使われているのです。