この記事では、「石橋を叩いて渡る」と「浅い川も深く渡れ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「石橋を叩いて渡る」とは?
割れにくい石で造られた橋を叩き、渡っても大丈夫か安全を確かめてから通る必要性があるという意味の言葉が「石橋を叩いて渡る」【いしばしをたたいてわたる】といいます。
このような意味から、大丈夫だろうと思っても、しっかり安全を確かめてから物事に取り掛からなければいけないという意味で使われることわざです。
とくに、用心する必要があると思う物事に目を向けて集中して取り組むことが必要になります。
「浅い川も深く渡れ」とは?
水深が浅いと思っても、気を抜いて油断すれば流される危険があるので、注意すべきという意味がある言葉を「浅い川も深く渡れ」【あさいかわもふかくわたれ】といいます。
注意深く何事にも目を向けては慎重にして取り掛かれという意味もある言葉です。
このように、浅い川であっても用心して歩かなければ石に躓いて転んだり、滑って頭を打つ危険性があと注意します。
「石橋を叩いて渡る」と「浅い川も深く渡れ」の違い
「石橋を叩いて渡る」と「浅い川も深く渡れ」の違いを、分かりやすく解説します。
安全に見えると思う素材で造られている建造物であっても壊れる危険性があるので、しっかり事前に大丈夫か確かめて中に入るのが大事という意味で使われている言葉です。
もう一方の「浅い川も深く渡れ」は、注意しないで渡れば怪我する場合があるので、用心して物事に取り掛かる必要性があると相手に注意をうながす意味で使われています。
「石橋を叩いて渡る」の例文
・『弟は新車を購入するとき、石橋を叩いて渡るように資料をよく比較した』
・『石橋を叩いて渡る性格で、修学旅行に持って行く物を何度も確かめた』
「浅い川も深く渡れ」の例文
・『浅い川も深く渡れを意識して、遠足には雨合羽や着替えを持参したい』
・『転職するときは色々な企業を比較して、浅い川も深く渡れを意識する』
まとめ
物事に取り掛かるときはいかに用心するのが大事か伝えるとき使うことわざを2つご紹介しました。
どのような場面で使えば言葉の意味をうまく使えるか調べてみましょう。