この記事では、「一匹狼」と「一人ぼっち」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一匹狼」とは?
一匹狼とは、群れから離れて単独で行動する狼のことをいいます。
狼は群れで行動する動物で、パックと呼ばれる集団を作って暮らしています。
また、その意味から比喩的に単独行動を好む人のことを一匹狼と呼ぶこともあります。
自分から集団を離れたり、集団の中にいても一人で行動することが多い人などを指しています。
「一人ぼっち」とは?
一人ぼっちとは、一人きりでいることをいいます。
身寄りがなかったり、親しく付き合う人などがいなかったりして孤独である人を表しています。
一人ぼっちの語源は「一人法師(ひとりぼうし)」で、音が変化して一人ぼっちというようになりました。
また、一人ぽっちということもあります。
また、最近ではインターネット上などで、一人ぼっちを略した「ぼっち」という言葉も使われています。
何かを一緒にする仲間がいないといった意味で用いられています。
「一匹狼」と「一人ぼっち」の違い
一匹狼も一人ぼっちも、一人で行動する人のことを表す言葉です。
一匹狼は自分から単独行動をすることを好んでいますが、一人ぼっちの場合にはそういったニュアンスは含まれません。
一人ぼっちには、孤独であるというニュアンスが含まれます。
「一匹狼」の例文
・『彼は会社の中では一匹狼で、誰かと雑談することはほとんどありません』
・『彼女はママ友付き合いをするよりも一匹狼でいる方が気楽だと思っています』
「一人ぼっち」の例文
・『両親が亡くなり兄弟姉妹もいないので、一人ぼっちになってしまいました』
・『一人ぼっちの高齢者を支援する取り組みを行っています』
まとめ
一匹狼も一人ぼっちも、一人でいる人を指す言葉です。
一匹狼は自ら単独行動を好んでいますが、一人ぼっちはそういうわけではありません。
一人ぼっちには孤独であるというニュアンスが含まれます。
