「無骨」と「無風流」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「無骨」と「無風流」の違いとは?違い

この記事では、「無骨」「無風流」の違いを分かりやすく説明していきます。

「無骨」とは?

「無骨」「ぶこつ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「固くてでこぼこしている様子」という意味です。

2つ目は、「振る舞いが洗練されておらず、無作法なこと」という意味です。

3つ目は「能力がなく役に立たないこと」という意味です。

4つ目は「都合の悪いこと」という意味です。


「無骨」の言葉の使い方

「無骨」は名詞・形容動詞として「無骨だ・である」「無骨な態度」などと使われます。

「無」「ない」という打消しの接頭辞、「骨」「ほね」という意味ですが、語源は「こちなし」という古語です。

「こちなし」「無作法である」「ぶしつけである」という意味で、漢字で「骨無し」と書くのです。

「骨柄(骨柄)」という言葉は「人柄・風采」という意味があり、「骨柄が無い」、つまり「人柄が劣っている」「無作法である」という意味で「無骨」として使われる様になりました。


「無風流」とは?

「無風流」「ぶふうりゅう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「上品さがなく、趣を感じさせない様子」という意味です。

2つ目は「芸術や詩歌などを楽しむ心が無いこと」という意味です。

「無風流」の言葉の使い方

「無風流」は名詞・形容動詞として「無風流だ・である」「無風流の俗人」などと使われます。

「無」「ない」という打消しの接頭辞、「風流」「上品で趣があること」「芸術など趣味の道にいそしみ、俗世を感じさせない様子」という意味です。

「風流」は、古語で「みやび」と読まれ、平安時代には祭礼の山車や衣装、宮廷の華美な装飾などを表していました。

ここから「洗練された美しさ」「優雅で高貴な様子」という意味で使われる様になったのです。

「無風流」でそれらに該当しない人、理解しない人という意味になります。

「無骨」と「無風流」の違い

「無骨」「人柄が劣っている」から転じて、「無作法である」という意味です。

「無風流」「洗練された美しさがない様子」「芸術や詩歌などを楽しむ心が無いこと」という意味です。

まとめ

今回は「無骨」「無風流」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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