「混乱」と「パニック」の違いとは?分かりやすく解釈

「混乱」と「パニック」の違いとは?違い

この記事では、「混乱」【こんらん】と「パニック」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「混乱」とは?意味

正しいと思っていたのに、正解が自分の考えとはまったく違ったことになっていれば頭の中がひどく取り乱す状態を「混乱」【こんらん】といいます。

例えば、会社の売り上げを計算していて何度計算しても合計が合わないとき「混乱」するわけです。

このように、正解と思っていたことと自分がやったことがなかなか合わないとき、人はひどく取り乱す意味で使われています。


「パニック」とは?意味

怖いことに巻き込まれたとき、情緒不安定になった人は静かにいられなくなるため、突発的に気持ちが錯乱することを「パニック」といいます。

それだけひどいことに巻き込まれてしまった状況に陥る人の状態を表し、強い不安感に包まれてしまったときの人が見せる行動を表すわけです。

自分の命が危険にさらされていると思うときや、これからひどいことが起きると分かったとき、人は自分の気持ちをうまく調整ができなくなり、発作が起きます。


「混乱」と「パニック」の違い

「混乱」「パニック」の違いを、分かりやすく解説します。

自分がやったことと、正解がうまく合わないとき人は「混乱」に陥り、ひどく乱れるように落ち着かなくなるわけです。

もう一方の「パニック」は、恐怖心に強く包まれたとき、人は心がひどく乱れて落ち着かなくなる発作が表れます。

そのような精神錯乱のことを「パニック」といい、人がなぐさめてもなかなか落ち着きを取り戻せない状態を意味するわけです。

「混乱」の例文

・『混乱する頭では正しく計算ができないので、休憩して頭を白紙に戻す』
・『どんどん押し寄せる客をうまくさばけず、混乱してしまった』

「パニック」の例文

・『家の近くのダムが決壊して洪水が起きたので、村中がパニックに陥る』
・『火の海となった街の光景が目の前に広がっていて、パニックになった』

まとめ

どちらも人がひどく動揺し、落ち着かない様子を表す言葉ですが、「混乱」は頭の中が乱れるような状態のとき使い、「パニック」は災害や人災などでひどい状況になったとき精神状態が錯乱すると覚えておくといいでしょう。

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