「もらいました」と「頂戴しました」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「もらいました」と「頂戴しました」の違いとは?違い

この記事では、「もらいました」「頂戴しました」の違いを分かりやすく説明していきます。

「もらいました」とは?

「もらいました」は誰かからものを譲り受けたことを丁寧に表現した言葉です。

もらったを敬語の中でも丁寧語にしたものになります。

敬語の一種ですがこれは話している相手に対して敬語を使っているのであり、敬語を使うような相手から何かを貰ったという表現ではありません。


「頂戴しました」とは?

「頂戴しました」とは目上の人からなにかを譲り受けたことを表現した言葉です。

頂戴は貰うの謙譲語でしましたはしたの丁寧語になりますが、敬語としては謙譲語になります。

自分がへりくだって相手を立てる言葉が謙譲語ですが、へりくだっているのは自分に何かを譲った相手に対してです。

譲ってもらった相手と話している相手が違う場合、へりくだるような間柄ではない相手にも使われます。


「もらいました」と「頂戴しました」の違い

「もらいました」「頂戴しました」の違いを、分かりやすく解説します。

「もらいました」は丁寧語なのに対し「頂戴しました」は謙譲語です。

ただし「もらいました」は話している相手に対して敬語を使っていますが、それを貰った相手に対しては敬語を使っていません。

逆に「頂戴しました」は話している相手ではなく貰った相手に対してへりくだっている謙譲語です。

「もらいました」の例文

・『今月のお小遣いを貰いました』
・『友達から招待状を貰いました』

「頂戴しました」の例文

・『今月の利用料を確かに頂戴しました』
・『先方からお土産を頂戴しました』

まとめ

どちらもましたという部分が丁寧語なので話している相手に対して敬語を使う場合に使われる言葉ですが、貰った相手への態度の違いが両者の違いになっています。

「もらいました」と言う場合貰った相手には特に敬語を使っていませんが、「頂戴しました」という場合は貰った相手に対してへりくだって相手を立てる謙譲語を使っている形です。

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