「目の当たり」と「眼前にする」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「目の当たり」と「眼前にする」の違いとは?違い

この記事では、「目の当たり」「眼前にする」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「目の当たり」とは?

自分の目の前で起きた事を実際に見る行為を「目の当たり」【まのあたり】といいます。

近場で自転車同士が正面衝突したり、バスが壁にぶつかって運転士が投げ出されたといった今まさに起きた事故を目撃したとき使うわけです。

また、目の前で学生が今まさに万引きしていた現場に遭遇したり、プールの中で子供が溺れている瞬間を見たなど驚く出来事を目にしたとき使います。


「眼前にする」とは?

直接見た光景を「眼前にする」【がんぜんにする】といいます。

人から聞いた間接的なことではなく、自分の眼で身近に起きたことを目前するといった意味で使われている言葉です。

例えば、その人が道路に立っていたとき、目の前に車の列が並び、広い範囲に渋滞する光景が広がっていたその様を見たときに使います。

他には、エレベーターのドアが閉まったその状況を目撃した状況を表す言葉です。


「目の当たり」と「眼前にする」の違い

「目の当たり」「眼前にする」の違いを、分かりやすく解説します。

自分の前でいきなり事故が起きたり、事件と遭遇したとき「目の当たりする」といいます。

また、本当かどうか半信半疑であった状態でも本当に目にしたとき人は信用するのです。

もう一方の「眼前にする」はごく身近な所で皆既月食が見られたり、迫力ある大きな花火がいくつも上がる光景を目撃したとき使います。

「目の当たり」よりも、まさに目の前で起きた光景を指すわけです。

「目の当たり」の例文

・『プロの野球選手が見せるホームランを目の当たりにして喜んだ』
・『本当か疑っていたが、彼の演奏を目の当たりにして本当だと悟った』

「眼前にする」の例文

・『蝋燭を灯した幻想的な眺めを眼前にした人は感動した』
・『若い頃の光景を眼前に思い浮かべては戻りたいと思う』

まとめ

とても似ている言葉を2つご紹介しましたが、現実に起きる光景を目撃したか、幻想的な光景や過去の記憶が浮かぶといった場面で使い分けてみましょう。

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