「据え膳」と「上げ膳」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「据え膳」と「上げ膳」の違いとは?違い

この記事では、「据え膳」「上げ膳」の違いを分かりやすく説明していきます。

「据え膳」とは?

据え膳とは、すぐ食べられるように御膳を目の前に据えておくことをいいます。

また、準備を整えて人を待つという意味もありますし、何もせずに人の世話になってばかりいることを表す場合もあります。

それから据え膳には女性の方から男性に情事の誘いをかけるという意味もあり、「据え膳食わぬは男の恥」ということわざが有名です。

これは女性の方から誘ってくるのに応えないのは、男性の恥だという意味になります。


「上げ膳」とは?

上げ膳とは、食事が済んだ後に御膳を片付けることをいいます。

御膳を片付ける時にはお膳を下げるという言い方をするので上げ膳と呼ぶのはおかしいようにも感じますが、上げ膳には料理を提供するところから片付けるところまで全て行うという意味も含まれています。

自分は座ったままで、誰かが片付けてくれる状況を表しています。

そこから自分で何もしなくていい恵まれた境遇にあることを指す場合もあります。


「据え膳」と「上げ膳」の違い

据え膳も上げ膳も自分は何もせずにいる状況を表しています。

据え膳は食事の際に御膳を据えてくれることで、上げ膳は食べ終わった御膳を片付けてくれることになります。

据え膳と上げ膳を組み合わせた「上げ膳据え膳」といった言葉もあります。

「上げ膳据え膳」は、人の世話になっていて自分では何もしないことを表しています。

旅館などでは、上げ膳据え膳でゆったり寛ぐことも多いです。

それから据え膳には女性から男性を情事に誘うという意味があります。

上げ膳にも自分では何もしなくていいような恵まれた環境にあるという意味があります。

上げ膳据え膳という言葉はよく使われますが、上げ膳のみではあまり使われません。

据え膳は「据え膳食わぬは男の恥」といったことわざで使われることもあります。

まとめ

据え膳とはすぐ食べられるように御膳を据えることで、上げ膳はお膳を片付けることです。

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