以前は「老人のスポーツ」といえば「ゲートボール」が定番でしたが、最近は「ゲートボール」から「グランドゴルフ」に人気が移りつつあるという情報もあります。
この記事では、「グランドゴルフ」と「ゲートボール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グランドゴルフ」とは?
「グランドゴルフ」とは、生涯楽しめるスポーツとして、1982年に鳥取県で考案されたものです。
基本的には個人スポーツとして1人から始められ、ルールも極めて分かりやすく、勝敗も明確で、時間に縛られることもなく、道具も比較的簡単に揃えられるので、入りやすいということで人気が出始めています。
基本的にはゴルフのグリーンでのプレーのように、パターに似たクラブで自分のボール打って、ホールのネットに入れるまでの打数を競います。
「ゲートボール」とは?
「ゲートボール」とは、1947年に北海道で考案されたスポーツで、主にお年寄りの楽しみとして日本全国で広く楽しまれているものです。
5人1組の2つのチームの対抗戦であり、勝つためには、十分に考慮された作戦が必要になってくるため、ある意味では頭脳戦ともいえます。
逆に、個人の能力がダイレクトに勝敗に結びつかないので、不満感じる人も多く、それが「グランドゴルフ」の追い上げにも結び付いています。
「グランドゴルフ」と「ゲートボール」の違い
「グランドゴルフ」と「ゲートボール」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、本来は老若男女誰でも楽しめるスポーツとして日本で考案されたというのは同じですが、基本的な部分で違いがあります。
まず、大きな違いは「グランドゴルフ」が個人競技で、「ゲートボール」がチーム競技であることです。
また、ルールも「ゲートボール」のほうが複雑で、ボールの数も多く、進行状況もわかりにくいと言えます。
逆に、「ゲートボール」はチーム内の協力が必要であるために、うまくいったときの喜びも大きいと感じる方も多いでしょう。
まとめ
この記事では、「グランドゴルフ」と「ゲートボール」の違いに関して説明してきました。
ある意味、自然を壊して広大なエリアを使って作られるゴルフ場は、サスティナブルが重要視されている昨今のトレンドに逆行しているとも言えます。
それにくらべて「グランドゴルフ」は、ある程度の広さの平坦な土地があれば、すぐに始められてすぐに回収でき、何も壊さないので自然にやさしいスポーツだといえるでしょう。