この記事では、「後進」と「後輩」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「後進」とは?
後ろを向いて突き進むという意味がある言葉を「後進」【こうしん】といいます。
このようなところから、将来は資格を取得して教壇に立つ、人の上に立つ者を育成するため後から入ってきた者に向き合って指導にあたるのです。
使い方としては、「後進を育てる」というように、後から同じ志持った者を育成しては知識を養い、将来的に自立できる人間に成長させます。
「後輩」とは?
部活に後から入部してきた部員を「後輩」【こうはい】と呼びます。
剣道部に入部しては部活活動する年下を主に「一年後輩」と呼び、先輩は正しく指導するのです。
「3年後輩」と呼ぶなど、会社や学校ではよく使われています。
他には後から生まれてきた技芸の後に続いては活動する者を指す言葉です。
たいていは目上の者が親しみを込めて、自分を慕ってくる部下や年下を呼ぶときに使います。
「後進」と「後輩」の違い
ここでは「後進」と「後輩」の違いを、分かりやすく解説します。
後から入ってくる者を育てるため辻買った知識を学ばせたり、道を譲るという場面で使われている言葉です。
もう一方の「後輩」は同じ職場で働く年下の従業員や、学校の部活で指導を受ける新入部員を呼ぶときによく使います。
職場では「後輩と飲みに行く」と言っては、気が合う年下と一緒にお酒を飲みながら会話を楽しむのです。
「後進」の例文
・『すでに40歳を超えた選手は後進に道を譲る決心をした』
・『後進が迷わず歩みやすいように道を切り開いておく』
「後輩」の例文
・『新築を建てた大学の2個下の後輩が泊まりに来てと誘ってきた』
・『職場の後輩が海外に転勤するので、盛大に送迎会を開いた』
まとめ
「後」を使う言葉を2つ取り上げましたが、誰を指すかに着目して、場面に応じて選択してはうまく文章を作り上げていくといいでしょう。