「名状し難い」と「形容し難い」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「名状し難い」と「形容し難い」の違いとは?違い

この記事では、「名状し難い」「形容し難い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「名状し難い」とは?

「名状し難い」の意味は、言葉にできない、説明することができない、表現できない、です。

物事について、言葉で上手く伝えることができない、言い表すことができないといった意味で用いられる言葉です。

「名状し難い」「名状」の意味は物事のありさまを言葉で表現することです。

また「し難い」の意味は○○することが難しいです。

そのことから、「名状し難い」の意味が言葉で表現することが難しいといった意味になることがわかります。


「形容し難い」とは?

「形容し難い」の意味は、ある物事やある人物などの状況や様子について、ほかの物に例えて言い表すことができない、難しい、です。

「形容し難い」「形容」には、物事の姿や性質、有様などを言い表すこと、といった意味があります。

また、「し難い」の意味は、○○することが難しいとなるため、「形容し難い」の意味は以上のようになります。


「名状し難い」と「形容し難い」の違い

「名状し難い」「形容し難い」の違いを、分かりやすく解説します。

「名状し難い」「形容し難い」は似たような意味を持つ言葉です。

そのうえで、両者にも違いがあり、そのポイントが「例え」です。

「名状し難い」の場合、言葉で説明することができないといった意味になりますが、「形容し難い」の場合は、ほかの物に例えて言い表すことができないです。

この点に2つの言葉の違いがあります。

「名状し難い」の例文

・『震災後の故郷は名状し難いほどのありさまでした』
・『現在の彼の状況については名状し難い』

「形容し難い」の例文

・『今回の台風被害は形容し難いものでした』
・『久しぶりに開催されるイベントは形容し難いほどの盛り上がりでした』

まとめ

似たような意味を持つ言葉ですが、以上のような違いのある言葉になります。

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