世の中には特に人間関係のスムーズさを重視して誰に対してもいい顔をすることができるひとがいます。
それでは、この「八方美人」とはどういう意味でしょうか。
また、「愛想がいい」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「八方美人」と「愛想がいい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「八方美人」とは?
「八方美人」とは、文字通り四方八方に対して美人に見せるという意味で使われる言葉です。
と言ってもこの時の美人とは「いい顔」あるいは「受けがいい」ということを表しています。
「愛想がいい」とは?
「愛想がいい」とは、文字通り他のひとが気持ちよくなるような態度などをとることを意味する言葉です。
「愛想」とは元々は相手にとっての態度、あるいは良い態度のことです。
「八方美人」と「愛想がいい」の違い
「八方美人」と「愛想がいい」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、相手に良い印象を持たれるような様を表すという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、良い意味で使われるのが「愛想がいい」で、悪い意味で使われるのが「八方美人」ということになります。
したがって、誰かを評して「八方美人」と言うのはかなり気をつける必要があると言うことです。
逆に「愛想がいい」のは誰に対しても褒め言葉になります。
「八方美人」の例文
・『あの人は誰に対してもいい顔をする「八方美人」ですね』
・『「八方美人」はほとんどの場合、良い意味では使われません』
「愛想がいい」の例文
・『「愛想がいい」のは「七難隠す」と昔から言われています』
・『「愛想がいい」のは良い人間関係にとても大切なことです』
まとめ
この記事では、「八方美人」と「愛想がいい」の違いを、解説してきました。
飲食店で会計のことを「お愛想」というのは、元々お店側が「愛想が無くてすみません」と言って感情書きを渡したことから始まったというのは有名な話です。