この記事では、「息抜き」と「気分転換」の違いを分かりやすく説明していきます。
「息抜き」とは?
「息抜き」は「いきぬき」と読みます。
意味は、「精神的な緊張を解いて、リラックスした気分になるためにしばらく休むこと」です。
忙しくてずっと張り詰めた精神状態が続いている時に、気持ちをやわらげて楽にするために、ちょっとした短い時間、その作業から離れて休むことを表します。
「息抜き」の言葉の使い方
「息抜き」は名詞として「息抜きする・した」「息抜きが必要だ」などと使われます。
「息」は「口・鼻から空気を吸ったり吐いたりすること」という意味、「抜き」は動詞「抜く」の連用形が名詞化した語で「中に満ちていたり含まれていたりするものを外へ出す」という意味、「息抜き」で「しっかりと深呼吸すること」、転じて「精神的な緊張を解くためにしばらく休むこと」になります。
人は精神的に緊張した状態が続くと、次第に呼吸が浅くなり、血液の循環が悪くなってしまい、体調不良を起こすこともあることから、「休んで深呼吸すること」として使われています。
下で紹介する「気分転換」の手段として使われます。
「気分転換」とは?
「気分転換」は「きぶんてんかん」と読みます。
意味は、「不快になったり、落ち込んだ気持を、前向きな気持ちに切り替えること」です。
それまでの嫌な気持ちから、明るく前向きな気持ちに入れ替えることを表します。
「気分転換」の言葉の使い方
「気分転換」は、名詞として「気分転換する・した」「気分転換に散歩する」などと使われます。
「気分+転換」で成り立っている四字熟語で、「気分」は「快・不快など、一時的に生じるその時の心持ち」という意味、「転換」は「傾向・方針などを、違った方向に変えること」という意味、「気分転換」で「一時的に生じるその時の心持ちを違った方向に変えること」になります。
上で紹介した「息抜き」の目的となるものです。
「息抜き」と「気分転換」の違い
「息抜き」は「しっかりと深呼吸すること」、転じて「精神的な緊張を解くためにしばらく休むこと」です。
「気分転換」は「一時的に生じるその時の心持ちを違った方向に変えること」です。
まとめ
今回は「息抜き」と「気分転換」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。