ビジネスで出張など行う場合に現地で利用するのは「ビジネスホテル」が多いと思われますが、場合によっては「カプセルホテル」も使用されます。
この記事では、「カプセルホテル」と「ビジネスホテル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カプセルホテル」とは?
「カプセルホテル」とは、寝るためのスペースだけをカプセル型の区切られた場所で提供する簡易型の宿泊施設です。
起源としては1970年代後半の高度成長期に、毎日遅くまで仕事をして自宅に帰れなくなってしまった会社員のために作られました。
「ビジネスホテル」とは?
「ビジネスホテル」とは、一般的には「シティホテル」や「リゾートホテル」にあるような、広い部屋、レストラン、プールなどの娯楽施設を持たず、会社員が一人で宿泊だけ行うことをメインに考えられたホテルのことです。
通常は「シティホテル」よりも価格は安価に抑えられています。
「カプセルホテル」と「ビジネスホテル」の違い
「カプセルホテル」と「ビジネスホテル」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは「シティホテル」や「リゾートホテル」に比べるとスペースが狭く、安価であるのが特徴ですが、最も大きな違いは旅館業法での扱いです。
つまり、「ビジネスホテル」は「ホテル」のカテゴリーですが、「カプセルホテル」は「簡易宿所」なので、営業許可は「カプセルホテル」の法が容易です。
さらに、提供されるサービスにも大きな違いがあります。
「ビジネスホテル」で提供されるのは鍵がかかり内部にトイレやバス、シャワーなどがあるある程度の大きさの部屋ですが、「カプセルホテル」では寝るための限られたスペースだけで、バス、トイレは共同です。
その分「カプセルホテル」の料金は「ビジネスホテル」よりもかなり安く設定されています。
まとめ
この記事では「カプセルホテル」と「ビジネスホテル」の違いを、解説してきました。
現在では、ホテルの設備は多様になってきており「シティホテル」と「ビジネスホテル」の境界線はあいまいになってきています。
さらに、「ビジネスホテル」の中にはかなり安価な価格設定のものや、ポイント制度の充実によって、価格面だけで「カプセルホテル」を選択する理由はかなり薄くなっている一方、ただ寝るだけではなく様々な施設を有する「カプセルホテル」も増えています。